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Shining wind~道標になるために~

その力は俺を選んだ  何も出来なかったと嘆いていた俺に使命を与えた  俺に何が出来るのか今はわからない   だけど進もう  護るべき者の道標となるために・・・

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宇宙を語れる仲間

天文学は以前は少しマイナーな学問だった。
しかし今は『天文ブーム』もあり、『宙ガール・宙ボーイ』という言葉もできるほど夜空を見上げる人は増えた……

そんな中、麻生が大学の進路で天文学をとり俺もちょっと心強いと思っていた
彼女は色々と優秀でのみ込みも早い。説明が半分で済むのは助かる
その麻生が俺に自分のクラスメイトを紹介してくれた。
「阿部ミナです。よろしく」
そう挨拶した女性はにっこりとほほ笑む。
そして、驚いたことに彼女の天文学の知識は俺と並ぶかその上をいっていた
宇宙論に関しては、本当によく調べている。
宇宙論……俺は好きな分野だが、本音を言うとちょっと苦手な所はある。
だから、彼女に負けじと最近は必死に調べることもあったりする……
そしてそれが何とも言えず楽しいから、
つくづく学者肌だよな。と心の中で苦笑する
「最近の風魔さんは、本当に目がキラキラしてますからね」
と、笑いながら麻生が言う。
「ここまで話せる相手がいるとは思ってなかったからな。それにだ、先輩としては負けたくないだろ?」
一つの調べ物が終わって、大きく背伸びをしながら俺は答えた
麻生はくすっと笑うと呟くように言う。
「紹介してよかったわ。ミナも楽しそうだし」
「そうだな……サンキュな、麻生」
俺の言葉に、お気になさらず。とほほ笑む麻生


宇宙という『世界』を探求する仲間が増えるということは俺にとって最高の宝だ
宇宙は10年や50年で凄い発見ができることはほとんどないに等しい。
国立天文台の権威ある人が言っていた言葉がある
『宇宙を解明することは、長い時をかけて行う事。焦らずに…』


現在、宇宙の始まりは137億年前と言われている
とんでもない数字の時間だが、これでもまだほんの一部だと言われている
人間が繁栄している間に、宇宙はどこまで解明されるのだろうか…
それを見ることはできないが、その一角にいる事が出来るのが、今の俺の誇りだ


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